夏太りの予防法をご紹介!基礎代謝の向上×バランスのよい食生活で太りにくい体を目指そう
2020/07/24 08:00


気がついたら脇腹や二の腕がタプタプに……。その原因はもしかすると「夏太り」かもしれません。
夏は痩せやすいというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際にはその逆で太りやすい季節といわれいます。というのも、夏は太りやすい生活習慣になりやすく、そこには肥満につながる要因がいくつも隠されているのです。
ショートパンツやノースリーブを抵抗なく着るためにも、夏太りを予防して、理想のスタイルに近づきたいですよね?

そこで今回は、夏太りの概要と原因、予防法についてご紹介します。生活習慣や食生活を見直して、健康的でしなやかな美ボディを目指しましょう!

チェックリストあり!夏太りとは


夏太りとはその名のとおり、「夏の時期に太ること」「夏ならではの原因で太ること」を指します。夏に入ったタイミングで体重が増えた、なんて経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?
それがまさしく夏太りで、たとえば冷房の効いた部屋で過ごす時間が長かったり、あまり体を動かさなかったりする人がなりやすいといわれています。このほかにも、夏太りになりやすい人の特徴は複数あります。以下のチェックリストに、あなたはいくつ当てはまりますか?

・スタミナをつけるために、高カロリーの食事を摂ることが多い
・基本的に毎日お酒を飲んでいる
・アイスクリームやかき氷など、冷たくて甘い食べ物をよく食べる
・おにぎりやパンだけで簡単に食事を済ませることがある
・食欲があまりなく、食事を抜くことが多い
・夏でも体が冷えることが多い
・冷房が効いた部屋にいると、すぐに手足が冷える
・外出時の移動手段は冷房の効いた車、もしくは電車であることが多い
・入浴の際は基本的にシャワーのみ(湯船に浸からない)
・寝つきが悪くなかなか眠れない日が多い
・普段からあまり運動をしない
・就寝前にテレビやスマートフォンを見ることが多い

心当たりのある項目が多ければ多いほど、夏太りしやすいかも。原因と予防法を正しく把握して、夏ならではの肥満を回避しましょう!

「汗をかく=痩せる」ではない!夏太りの原因


夏太りの主な原因は、「基礎代謝の低下」「自律神経の乱れ」「活動量の低下」の3つです。

基礎代謝の低下


基礎代謝とは、主に心拍や呼吸、体温調節などに使われる、人間が生きていくうえで必要不可欠なエネルギーのこと。摂取したエネルギーを消費する活動のことも指します。
夏は体温と外気温の差があまりないため、自らエネルギーを作って熱を放出し体温を高める必要がなく、その分基礎代謝が低下しがちです。基礎代謝が低くなると消費カロリーよりも摂取カロリーが多くなるので、食生活や運動に気を配らず自由気ままに生活していると、言わずもがな太りやすくなってしまいます。

また、汗をたくさんかくことから「夏は代謝が高くて痩せる」というイメージが定着していますが、そのようなことはありません。夏の汗は体温を調節するためのものであり、カロリーの消費にはほとんど関与していないといわれています。

自律神経の乱れ


自律神経とは、あらゆる内臓器官の働きを調整・管理するほか、体温調節の役割もある重要なもの。
夏は高気温の屋外とエアコンの効いた低気温の屋内を往復することが多く、急激な温度変化が繰り返されると体温調節がうまくできなくなり、自律神経が乱れやすくなります。自律神経が正常に働かなくなることは基礎代謝の低下につながり、脂肪燃焼が滞ることで結果的に太りやすくなってしまうのです。

活動量の低下



夏は、暑さを避けるために外出を控えることもしばしば。また「すぐに汗をかく」という理由から、運動を避ける傾向もあります。
基礎代謝のうち約20%は筋肉が占めているため、活動量の低下により筋肉量が減ると、その分基礎代謝も低下してしまいます。基礎代謝が低くなると消費カロリーがどんどん減ってしまうので、結果として太りやすい体になってしまうのです。

生活習慣と食生活を見直そう!夏太りの予防法


年々暑さが増しつつありますが、だからといって運動を怠ったり、好きなものだけを食べ続けていたりすると、夏太りを予防することはできません。以下でご紹介する予防法を参考に、生活習慣・食生活を正してみましょう!

湯船に浸かる


「暑いのに湯船に浸かるなんて……」と少々抵抗がある方もいるかもしれませんが、湯船に浸かることは基礎代謝の向上に効果的といわれています。また、自律神経のバランスを整える効果や血行促進も期待できるため、太りにくい体づくりにはぴったりです!
湯船に浸かる際のポイントは、ぬるめのお湯にゆっくり浸かること。10分~20分を目安に入浴し、体の芯からじっくり温めましょう。そうすれば、夏太りを予防できる体へと一歩近づけます。

なお、入浴については「身も心もリフレッシュ!入浴の効果とオーガニックアイテムがもたらす癒しのバスタイム」の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください!

適度に運動する


適度に運動して活動量を増やせば、夏太りを予防できます。とはいえ、暑さのせいでなかなか運動する気が起きないということもあるかもしれません。

そこでおすすめなのが、日常生活の中で積極的に体を動かすこと!
たとえば、普段エスカレーターやエレベーターを使用しているのであれば、それを階段に変えるだけでも活動量はアップします。また、学校や職場から帰宅する際の移動手段を徒歩にするのも有効です。帰りの時間であれば日が落ちていることが多いので、日中よりも暑さが気になることもありません。
このほか、ストレッチやヨガを行うのもおすすめです。継続的に行うことで代謝アップの効果が期待でき、太りにくく痩せやすい体に近づくことができます♪

栄養バランスの整った食事をとる



火照った体をクールダウンさせるため冷たい食べ物や飲み物ばかり摂ったり、食欲がないからと食事を摂らなかったり、自分の好きなものだけを食べていたりすることは、夏太りを助長してします。しなやかな美ボディを目指すのであれば、栄養バランスの整った食生活を心がけることが大切です!
数ある栄養素の中でも、とくに夏太り予防に効果的なのは、ビタミンB1とカリウム、タンパク質です。

ビタミンB1


ビタミンB1は糖質を分解してエネルギーに変換する働きがあり、疲労回復効果が期待できる栄養素です。また脂肪の代謝を促進する効果もあるとされているので、体の中から夏太りにアプローチできます。

カリウム


カリウムは、血流の流れをよくしてむくみを予防する効果が期待できる栄養素。
夏場は汗をかきやすく、カリウムは汗と一緒に排出されてしまうので、どうしても不足しがちになってしまいます。そのため、普段の食事を通して積極的に摂取すれば、手足のむくみを予防でき、夏太りにもしっかりアプローチできます。

タンパク質


タンパク質は体を構成する主成分なので、不足すると体内の調節機能が乱れ、それに伴い基礎代謝も落ちてしまいます。夏太りを予防するには基礎代謝をアップが必須なので、タンパク質を摂取することは太りにくい体を作るうえで必要不可欠といえます。

なお、タンパク質については「健康と美をサポートする「タンパク質」!その特徴と効率的な摂り入れ方とは」の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ合わせてチェックしてみてください!

これら3つの栄養素を意識した食事を心がけることで、体の中から夏太りを予防することができます。しかし、中には「もっと手軽に栄養補給したい」という方もいるはず。その場合は、栄養補給に優れたゼリーやジュースなどを食事に取り入れるのがおすすめです。



ビタミンB1やカリウム、タンパク質はもちろん、そのほかの栄養素も一度に摂取できるので、手軽さはバッチリ!
中には満腹感をしっかり得られるものもあり、これを食事の代わりに取り入れれば無駄なカロリーを摂取する心配もありません。人工甘味料や着色料、保存料を使用していないものもあるので、安全性を重視している方も安心して取り入れられます。

まとめ


夏は意外にも太りやすい季節。
基礎代謝が低下しているのにもかかわらず、運動を怠ったり栄養バランスの乱れた食事ばかり摂っていたりすると、どんどん太っていってしまいます。こうした夏太りを予防するためには、湯船に浸かって基礎代謝を高めつつ、運動不足を解消して、栄養バランスの整った食事を心がけることが大切です。
自分のスタイルに自信を持って夏を楽しむためにも、まずは自分の生活習慣・食生活を見直すことから始めてみませんか?