自然にキレイを引き出すカラダに!美と健康をサポートする「オーガニック」の基礎知識
2020/04/24 13:00

忙しい毎日の中でもいつまでもキレイでいるために、カラダに優しいものを取り入れたいですよね。スキンケアで使用するアイテムには、自然素材を使用したものを選んでいる、という方も多いのでは。毎日の食事でも、食品添加物や保存料に配慮した食品を積極的に選びたいものですよね。

今回は、あなたのキレイをサポートする「オーガニック」に着目し、その定義や人気の理由についてご紹介します。カラダの中と外、両方からアプローチしてキレイの下地を整えることは、美肌やダイエットなどの美容はもちろん、健康にも効果的です。毎日の生活にオーガニックをプラスして、キレイを長続きさせましょう!

そもそもオーガニックって何?定義について

オーガニックとは、化学肥料を使用せずに、太陽や水、土壌が持つ本来の力を活かして環境への負担を可能な限り少なくする農法・加工法のこと。
国際的に有機農業の推進活動を行っているIFOAM(国際有機農業運動連盟)は、「生態系」「健康」「公正」「配慮」の4つをオーガニックの原則として掲げています。これらの原則を踏まえたオーガニックの目標には、生物多様性の保全や食品の安全性の確保、健全な社会の確立などがあります。

日本では、農林水産省による「有機JAS認定」がオーガニックの基準として設けられています。
これは農林水産大臣が定めた食品における品質・表示基準のことで、例えば「禁止された農薬・化学肥料を使用しないこと」といった項目があります。
この基準をクリアした食品のみが、「有機〇〇」「オーガニック〇〇」などと表記することを許されるのです。

オーガニックと一言でいってもその種類はさまざまです。オーガニックの輪は身近なアイテムにも広がっているので、誰でも簡単に取り入れることができますよ♪

オーガニックフードは安全性が高い

食品の安全性は、危害要因を一定以下に抑えることで確保されています。
危害要因は「生物的危害」「物理的危害」「科学的危害」の3つに分けられ、オーガニックフードに関しては科学的危害が一般的な食品に比べて低いことがわかっています。なぜなら、化学肥料を使用せずに栽培しているため。
こうした点から、科学的な要素を排除しているオーガニックフードは一般的な食品に比べて安全性が高いといえます。

なお、生物的危害と物理的危害については、オーガニックフードが一段と優れているというわけではありません。食品衛生法により、オーガニックフードを含むすべての食品の安全性が確保されています。

肌本来の美しさを守るオーガニックアイテム

オーガニックアイテムにはさまざま種類があり、化粧水や乳液、保湿バーム、シャンプー・コンディショナーなどのスキンケア用品がその一例です。

オーガニックアイテムは直接肌に触れるもの。合成成分で作られたアイテムの場合、自分の肌に合わないとそのうち肌トラブルにつながる可能性があります。その点、オーガニックなものであれば安全性の高い天然成分を使用している他、世界各国の伝統的な自然療法の要素を取り入れているため、肌に悪影響を与える心配がありません。
こうした点から、コスメやスキンケア用品をはじめとするオーガニックアイテムは、自分自身の本来の美しさを追及する女性の強い味方になるといえます。

なぜ人気なの?オーガニックが注目を集める理由とは


デパートやスーパーなど、さまざまな場所で見かけるようになったオーガニック。その人気の理由には、オーガニックならではの魅力が大きく関係しています。

例えば、環境への配慮がそのひとつ。
同じ土地で同じ作物の栽培を長期間行っていた場合、土壌の栄養が不足してしまうことがあります。このとき、従来の農法であれば栄養補給のために化学肥料を使用することがほとんど。たしかに土壌の栄養を取り戻すことはできますが、化学物質が土壌から流れ出すことで海や川の汚染につながってしまう可能性があるのです。
その点、オーガニックは化学肥料を使用しないため、自然環境を汚染する心配がありません。
オーガニックのこうした魅力は、「環境問題の悪化を防ぎたい」という思いを持つ多くの方から支持されており、その結果としてオーガニックに注目が集まっていると考えられます。


オーガニックの人気の理由は他にもあります。以下で、オーガニックフードとオーガニックアイテムの2つに分けてご紹介します。

オーガニックフードの人気の理由

オーガニックフードは、安全性だけでなく栄養価も優れていることがわかっています。
例えば、有機畜産で生産しているオーガニック牛乳は、通常の牛乳に比べてオメガ3系脂肪酸が2倍も多く含まれていることがわかっています。これは米国の大学が行った研究*により証明されています。
*:WASHINGTON STATE UNIVERSITY「Researchers see added nutritional benefits in organic milk」参照

オメガ3系脂肪酸は、健康を維持するには欠かせない必須脂肪酸です。しかし体内で作ることができず、かつ日々の食事では摂取しづらいのが現状。オメガ3系脂肪酸が不足したままだと、体内の脂肪酸バランスが乱れ、生活習慣病やアレルギー疾患の発症につながる可能性があるのです。
オーガニック牛乳は、そんな緊急事態を救うヒーロー!飲むだけで簡単にオメガ3系脂肪酸を摂取できるので、無理することなく不調しらずの健康体をキープできます。

このように、オーガニックフードは栄養価が高く、健康面にもアプローチできることから人気が高まっているといえます。

しかし、ここで気を付けなければならないのが、すべてのオーガニックフードの栄養価が高いわけではないということ。中には、一般的な食品の栄養価と大差のないオーガニックフードもあります。なぜなら、オーガニックの目的は「環境問題から自然を守り、人間と自然が共存すること」であって、栄養価を高くすることではないためです。
「オーガニックフードは栄養価が高く健康によい!」と一概に言い切ることはできませんが、安全面にこだわって栽培されていることには変わりないため、人体に悪い影響を与えることはほとんどないといえます。

オーガニックアイテムの人気の理由

オーガニックアイテムは有機栽培された植物を原料としていることが多いため、植物の力を存分に得られます。
わたしたち人間は、紫外線や乾燥、精神的ストレスなどの変化にうまく対応できないこともしばしば。最悪の場合、これが原因で肌トラブルを引き起こすこともあります。
一方植物は、自らが命を授かった場所の気候や環境に適応して生き抜きます。オーガニックアイテムは、こうした植物の適応能力と自然治癒力を借りて、肌本来の力を取り戻す優れものなのです。

「素肌に自信を持てるようになりたい」「ファンデーションの厚塗りを卒業したい」といった願望を持つ女性は少なくないはず。オーガニックアイテムの人気は、同じような願いを持ち、かつオーガニックアイテムの魅力に気付いている女性が支えているのかもしれません。

成分表に注目!オーガニックかどうか見極めるポイント

オーガニック初心者の方にとって一番の心配事は、「オーガニックのアイテムを正しく選べているか」という点ではないでしょうか。もし迷ってしまったら、気になるアイテムのアピールポイントや成分表を確認しましょう。そこに、オーガニックかどうかを見極めるカギがありますよ♪

オーガニックフード


オーガニックフードかどうかを見極める際のポイントのひとつに、「遺伝子組み換えを行った作物を使用しているかどうか」があります。

遺伝子組み換えとは、他の生物の遺伝子を作物に組み換えることで、新たな性質を持った作物を生み出す手法のこと。従来の品種改良とは異なり、さほど時間をかけることなく求める性質を持つ作物を作れるのが特徴です。じゃがいもや大豆、とうもろこしなどの作物で行われることが多く、例えばじゃがいもに関しては、すでに害虫やウイルスに強い性質を持った品種が販売されています。

遺伝子組み換えは、農業における工数削減や生産量の増加など、さまざまなメリットをもたらします。しかし、その一方で人体に悪影響を及ぼす可能性があるとして懸念されているのも事実です。
また、農林水産省が定めた有機農産物の生産方法の基準では、遺伝子組み換えの種苗の使用を禁止しています。これは畜産物も同様で、加工品に関しては遺伝子組み換えの技術の使用が禁止されています。

こうした点から、オーガニックフードは遺伝子組み換え作物はもちろん、遺伝子組み換え技術も使用していないと言い切ることができます。気になるアイテムがオーガニックフードかどうかわからないときは、「遺伝子組み換え作物不使用」「遺伝子組み換え技術は行っていません」などのワードがないか確認してみましょう。

なお、農林水産省が定めた有機加工品の生産方法の基準には、化学合成された添加物や薬剤の使用を避けることも明記されています。そのため、遺伝子組み換えだけでなく、食品添加物にも着目することが大切です。

オーガニックアイテム

オーガニックアイテムかどうかを見極めるポイントは、「植物由来の成分を使用しているかどうか」です。

例えば一般的なコスメは、石油を原料とした成分で作られることがほとんど。合成界面活性剤や合成香料、合成色素といったワードを目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。これらは多くのコスメに配合されている成分で、すべて石油を原料としています。石油由来の成分は、刺激が強かったり毛穴を塞いだりすることから、肌トラブルを引き起しやすいといわれています。

一方、オーガニックコスメは石油ではなく植物を原料とした成分を使用しています。例えば、合成界面活性剤の代わりには、洗浄効果があるホホバ油やベタイン、サボン草などの植物が使われています。合成香料に関しては、オレンジ油やラベンダー油、ベルガモット油などのエッセンシャルオイルが代用されています。
植物由来の成分は、肌にやさしく過度な刺激を与えないだけでなく、余分なものは与えず肌にとって必要な栄養だけを浸透させます。そのため、オーガニックコスメなら肌本来の美しさを引き出すことができるのです。

もちろんコスメだけに限らず、保湿バームやシャンプー・コンディショナーなどのスキンケア用品に関しても同様です。植物由来の成分が本質的な美しさを守ります。

オーガニックアイテムかどうかを見極める際は、「植物由来」「天然精油」などの植物に関連したワードがあるか、そして鉱物油や界面活性剤、アルコール、香料、着色料などを使用していないかどうかを確認しましょう。

まとめ


キレイを長続きさせたいとはいえ、無理な食事制限や運動はなるべく避けたいですよね。そういうときは、オーガニックに目を向けてみるのがおすすめです。
例えば、オーガニックフードを毎日の食事に取り入れれば、余分なものは避け、必要な栄養素だけを効率よく吸収できます。オーガニックアイテムを使ったスキンケアを心がければ、肌本来の美しさを引き出すことが可能です。

オーガニックは、カラダの中と外からキレイと健康へアプローチできる女性の強い味方です。ぜひこの機会に、オーガニックライフを始めてみませんか?
美容・ダイエットの強い味方!健康にうれしい栄養素を含むいちごの魅力
2020/04/17 12:00

甘酸っぱい味わいが特徴のいちご。高級品種があったり、ショートケーキの上に乗っていたりと、どこか特別感のあるフルーツです。さまざまな種類があるフルーツの中でも、特にいちごには目がないという女性も多いのではないでしょうか。

そんな女性に大人気のいちごにどのような栄養素が含まれているか、ご存知でしょうか?実はいちごは、フルーツの中でもビタミンCの含有量がトップクラス!適切な量を食べることで、まるでサプリメントのように健康や美容へアプローチできるのです。

そこで今回は、いちごに含まれる栄養素とその働きをはじめ、果糖の基礎知識、いちごのおすすめの食べ方などについてご紹介します。いちごのパワーを借りて、健康的で美しいカラダを目指しましょう!

まるでレモン?!いちごに含まれる栄養素とその働き

いちごには、さまざまな栄養素が含まれています。中でも代表的なものは、ビタミンC。なんと、たった6粒でレモン1個と同等のビタミンCを摂取できるのです!この他にも、カリウムや食物繊維、アントシアニンなどカラダにうれしい栄養素が豊富に含まれています。

ビタミンC

いちごの可食部100gに含まれるビタミンCの量は、62mg*1です。
ビタミンCの1日における平均摂取推奨量は成人男性が90mg*2、成人女性が75mg*2となっています。大粒のいちごの平均重量は約36gなので、男女ともにいちごを4~5粒食べるだけで1日に必要な量のビタミンCを摂取できます。

ビタミンCには、肌のハリをキープする上で欠かせないコラーゲンの生成をサポートする作用があります。肌がたるんだりシミやシワができたりするのを防ぐので、美肌効果もばっちり。また、メラニンの生成を助ける酵素の働きをブロックする作用もあり、これは肌の美白につながります。こうした点から、ビタミンCは白く美しい肌へと導いてくれる、魅力満載の栄養素といえます!

カリウム


カリウムは、いちごの可食部100gあたりに170mg*1も含まれている栄養素。主な作用は摂り過ぎた塩分の調整で、尿と一緒に余分な塩分を排出してくれます。
日本人は塩分摂取量が多く、男女ともに厚生労働省が定めている1日あたりの摂取目標値を上回っているのが現状です*3。
塩分を摂り過ぎると高血圧になったり、腎臓病や胃がんなどの病気を患ったりする可能性があります。また、顔や手足のむくみにつながることも・・・。 つまり、いちごをはじめとするカリウムを含んだ食材を摂取することは、こうした体の不調を予防する上でとても重要なことなのです!

「喉が渇きやすい」「顔や手足がむくみやすい」などの症状に心当たりがある方は、塩分過多の可能性があります。食生活を見直しつつ、いちごを通してカリウムを摂取するようにしましょう。

食物繊維

いちごの可食部100gにおける食物繊維の含有量は1.4g*1です。バナナが1.1g、みかんが0.7~1.0gなので、比較的多く含まれていることがわかります。

食物繊維の主な作用は、お腹の調子を整えること。腸の働きをサポートし便通を促すので、便秘解消に効果的です。また、善玉菌が住みやすい腸内環境へ整える作用もあるため、健康的でキレイな腸をキープすることもできます。腸を健康的に保つことは、美肌をはじめ、疲労を感じにくく肥満になりにくいカラダづくり、そして生活習慣病の予防につながります。
なお、腸内環境と美肌のつながりについては、「春のゆらぎ肌を救うのは腸!?腸活で肌荒れを改善しよう」の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

アントシアニン

いちごに含まれるアントシアニンには、目の感度を高める作用があるといわれています。
網膜には、光を分解し電気信号を脳へ伝えるロドプシンというタンパク質があります。わたしたちが目でモノを見るためにはロドプシンの分解と合成が必要不可欠ですが、目を酷使すると合成が行われなくなり視界がぼやけてしまいます。アントシアニンにはロドプシンの合成をサポートする働きがあるため、摂取することで良好な視界をキープしやすくなるのです。

またアントシアニンは、強い抗酸化作用も持ち合わせています。
わたしたちは呼吸することで多くの酸素を体内に取り入れていますが、その約2%は不安定で、他の物質と反応しやすい「活性酸素」に変化するといわれています。体内の活性酸素は微量であれば特に問題はありませんが、その量が増えると過酸化脂質が作られてしまいます。
過酸化脂質は健康や美を脅かす物質。老化や免疫力の低下をはじめ、シミやシワ、肌荒れなどを引き起こすことがあります。これらを防ぎ健康的な体と美肌をキープするためにも、アントシアニンは日頃から気にかけて摂取したい栄養素といえます。

*1:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版」参照 *2:厚生労働省「「統合医療」に係る情報発信等推進事業」参照 *3: 厚生労働省「平成29年 国民健康・栄養調査結果の概要」参照

フルーツって太るの?知られざる果糖の基礎知識

いちごをはじめとするフルーツに対し、太るというイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。たしかに、フルーツをカロリーだけで見た場合、砂糖水とほとんど同等といわれるものもあります。しかし、フルーツと砂糖水では含まれる糖に大きな違いがあるのです。

砂糖水には二糖類の「ショ糖(砂糖の主成分)」が含まれており、これが体内に入ると血糖値が急激に上昇します。このとき、血糖値を下げる働きを持つインスリンが過剰に分泌されるのですが、なんとインスリンは血液中の糖分を脂肪に変換し体内に溜め込む作用も持ち合わせています。そのため、インスリンが多く分泌されてしまうと、その分脂肪も多く蓄積されてしまい、結果として太りやすくなってしまうのです。
これに対し、フルーツに含まれている単糖類の「果糖」は、血糖値を上昇させにくいのが特徴。インスリンが余分に分泌される心配がないので、太りにくい体内環境を目指せます。

もちろん、そのほかの栄養素にも違いがあります。
砂糖水はその名のとおり砂糖と水だけですが、フルーツは果糖のほかにもたくさんの栄養素が含まれています。例えばいちごなら、今回ご紹介した栄養素のほかにも、カルシウムやマグネシウム、β-カロテン、葉酸などが含まれています。

つまり糖の種類から見ても、含まれている栄養素の違いから見ても、フルーツと砂糖水を比べたときに太りにくくカラダにうれしいのはフルーツといえます。しかし、だからといってフルーツを食べ過ぎるのはよくありません。適切な量でなければ果糖ならではのメリットは発揮されないので、量に注意しながら甘味を楽しみましょう!

ヘタと赤みをチェック!いちごの選び方と保存方法


いちごはスーパーで購入できる身近なフルーツです。できることなら、売り場に並んでいるいちごの中でも特に新鮮なものを選びたいですよね。いちごの鮮度は、ヘタの色や果肉の赤みなどで判断できます。新鮮ないちごの見分け方をマスターして、よりおいしい甘味・酸味を堪能しましょう。

いちごを選ぶ際は、まずヘタに注目することが大切です。摘みたてのいちごは、ヘタが鮮やかな緑色になっていることがほとんど。また、先端がピンっと立っているという特徴もあります。いちごを選ぶ際は大きさや赤みに目がいきがちですが、まずはヘタがどのようになっているか確認してみることをおすすめします。
とはいえ、もちろん果肉の赤みも重要なチェックポイントです。赤みが弱いものは酸味が強かったり、糖度が低かったりする可能性があるので、果肉全体が鮮やかな赤色で染まっているものを選びましょう。

いちごの品種によっては、オーガニック(有機栽培)で育てられたものもあります。
オーガニックとは、化学肥料を使用せずに自然本来の力を活かして環境への負担をなるべく少なくする農法・加工品のこと。安全性に優れた作物が育つことから、いちごをはじめとする多くの食材の栽培に取り入れられています。オーガニックで栽培された食材は、余分なものを避けつつ、必要な栄養素だけを効率よく吸収できるので、もし有機栽培のいちごがあれば積極的に選ぶことをおすすめします。
なお、オーガニックについては「自然にキレイを引き出すカラダに!美と健康をサポートする「オーガニック」の基礎知識」の記事でもご紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
新鮮ないちごをゲットできたら、その鮮度を家でもキープしたいもの。保存する際は、パックの上からラップまたはビニール袋をかけ冷蔵庫の野菜室に入れましょう。このとき、水洗いはしないのがポイント!水に濡れると傷みやすくなる他、せっかくのビタミンCが水に溶けてしまう可能性があるのです。いちごのパックを開ける際は、周りに水分がないか確認するよう心がけましょう。

栄養素を逃さない!いちごのおすすめの食べ方


いちごの食べ方は多種多様。その中から、栄養素を損なうことなく摂取できる食べ方を選びたいものです。
以下でご紹介する食べ方なら、いちごに含まれる栄養素を余すことなく摂取できます。おいしいからと食べ過ぎないよう注意しつつ、ビタミンCやカリウム、食物繊維のパワーで健康と美容にアプローチしましょう!

そのまま食べる

いちごに含まれる栄養素の中には熱に弱いものもあり、ビタミンCがそのひとつです。加熱するとビタミンCの美肌・美白効果を得られなくなってしまうので、いちごは生のまま食べましょう。
なお、いちごはヘタがあるほうから先に向けて徐々に甘味が強くなります。そのため、最初に甘味を感じたい方は先から、最後まで甘味を取っておきたい方はヘタのほうから食べることをおすすめします。

いちご豆乳にする

いちごを生で食べるのに飽きた方は、いちご豆乳なんていかがでしょうか。いちごの栄養素とともに、美肌やアンチエイジング、便秘解消などの効果が期待できる豆乳の栄養素も摂取できるので一石二鳥ですよ。
作り方はとても簡単で、ヘタを取ったいちごと豆乳をミキサーにかけるだけ。ミキサーがない場合はコップの中でいちごを細かく潰し、そこに豆乳を注ぐだけでもOKです。甘味が足りないときは砂糖ではなくハチミツを入れましょう。程よい甘味のいちご豆乳に仕上がります。

食事にプラスする

「いちごを普段の食事に?」と驚いている方もいるかもしれませんが、意外にもいちごの味わいは家庭料理にマッチします。
例えば、いちごの冷製パスタはいかがでしょうか。トマトも一緒にトッピングすれば酸味と甘味が調和し、口いっぱいにおいしさが広がります。この他、サラダにいちごをトッピングしたり、いちごを使ってドレッシングを作ったりするのもおすすめです。

「もっと手軽にいちごの栄養素を摂取したい」という方には、いちごを使ったフードやドリンクがおすすめです。コンビニでも購入できるので、好きなタイミングでいちごのパワーを吸収できます。
例えば、いちごのドリンクなら家ではもちろん、外出先でも飲めるので、栄養素を摂取しやすいのが魅力。これがさらにダイエットドリンクであれば、置き換え食にすることも可能です。最近のダイエットドリンクは、「本当にダイエットドリンク?」と疑ってしまうほどおいしく、フレーバーの味わいをしっかり感じられます。味にもこだわったものなら、毎日継続して続けられそうですよね。

なお、いちごを使ったフードやドリンクを選ぶ際は、人工甘味料や保存料、香料などが使われていないかどうかチェックすることが大切です。せっかくいちごで健康と美容にアプローチしているのに、余分なものが体内に入ってしまっては元も子もありません。いちごのパワーを無駄にしないためにも、成分表示は必ず確認しましょう。

まとめ

いちごは、健康や美容に効果的な栄養素を含む魅力あふれるフルーツ。「肌荒れが気になる」「顔や手足がむくみやすい」「便秘が続いている」という方は、毎日の食事やおやつにいちごを取り入れてみてはいかがでしょうか。小さな粒に含まれた大きなパワーが、毎日がんばるあなたの美容と健康をしっかりサポートしてくれますよ♪
春のゆらぎ肌を救うのは腸!?腸活で肌荒れを改善しよう
2020/04/10 11:00

肌のコンディションによって、一日の気分が決まるという方は少なくないはず。とくに新しい環境に足を踏み入れることが多い春は、第一印象をよくするためにもハリ・ツヤの整ったキレイな肌でいたいものです。

そこで今回は、春の肌荒れにフォーカスし、その原因や対策方法についてご紹介します。ゆらぎ知らずの美肌を手に入れて、新たなスタートを切りましょう!

春は肌荒れしやすい季節。その理由は?

まずは、ご自身の春の肌荒れ予備軍度をチェックしてみましょう。以下の項目の中に、心当たりのあるものはありますか?

・花粉症の症状が出る。
・体調を崩しやすい。
・頭痛を感じることが多い。
・倦怠感に悩んでいる。
・吹き出物ができやすい。
・肌にハリがない。
・肌にうるおいがない。
・メイクが崩れやすい。
・外出することが多い。
・紫外線に弱い。
・疲れやすい。
・睡眠不足が続いている。
・便秘に悩んでいる。

複数の項目に該当した方は、春の肌荒れ予備軍かも。春に肌が荒れる理由を押さえて、ゆらぎ肌に立ち向かいましょう!

花粉症

花粉症による肌荒れは、ヒノキやスギなどの花粉が肌に付着することで起こります。赤く腫れ上がったり、かゆみを引き起こしたりするのが特徴で、かゆみがひどいとブツブツした発疹のようになることも。こうした花粉による肌荒れは「花粉皮膚炎」と呼ばれており、顔だけでなく首やまぶたにも症状が出ることもあります。

季節の変わり目

暖かい日が続いたかと思いきや、いきなり体の芯から冷え込むほどの寒さを感じる日が訪れるといった、春ならではの寒暖差に悩まされたことがある方は多いのではないでしょうか。気温の変化に肌が対応できずにいると皮脂の分泌バランスが乱れ、荒れやすくなるといわれています。

乾燥

春先に肌が乾燥する理由には、冬の肌の状態を引きずっていることも関係しています。冬は大気の乾燥により、ドライスキンになりがち。この状態のまま春になり気温が上昇すると、肌の水分量はさらに減少し、乾燥状態が続いてしまうのです。 また、冬から春にかけてはまだまだ空気が乾燥しているため、肌の保湿を怠ることで肌荒れを引き起こすこともあります。

紫外線

「夏ほど紫外線は強くない」という理由だけで、春の紫外線対策を怠っている方は多いのでは。肌は紫外線によるダメージを受けやすいため、春先のわずかな紫外線でも吹き出物や赤みの原因になってしまうことがあります。
また、ハリやうるおいの低下、シミ、乾燥などの肌トラブルを引き起こすこともあるので、紫外線対策は季節を問わず行うことが大切です。

ストレス

春は就職や転職、入学によって自身を取り巻く環境が変化するという方が多い季節です。一から人間関係を築くことに対する不安から、ストレスを感じてしまうことも珍しくはありません。中には、ストレスが体調不良や睡眠不足、便秘などにつながる方もいます。 こうした体や心の乱れが自律神経に悪影響を及ぼし、結果として肌荒れにつながることがあるのです。

春のゆらぎ肌は防げる!6つの対策方法


春の肌荒れを防ぐには、肌への刺激を最小限に抑えたり、生活習慣を見直したりすることが大切です。以下でご紹介する6つの対策を取り入れ、ゆらぎ肌になるのを防ぎましょう。

低刺激のコスメを使う

肌はとても敏感で、わずかな刺激でも赤みやかゆみを引き起こすことがあります。そのため、普段使用するコスメはなるべく低刺激のものを選ぶのがおすすめ。
無添加であったり植物由来の成分を使用していたりと、余計なものが入っていない、肌にやさしいコスメを選ぶことで、肌へのダメージを最小限に抑えることができます。

肌を清潔に保つ

肌荒れを防ぐためには、丁寧な洗顔で肌を清潔に保つことが大切です。洗顔料をしっかり泡立て、手をやさしく滑らすようにして洗うと、毛穴に詰まった皮脂などの汚れをきれいに落とせます。
また、肌に直接触れる手を清潔に保つことも大切です。手を洗わないまま肌に触れてしまうと、目には見えない雑菌が付着し吹き出物ができる可能性があります。そのため、メイクをする際など、顔に直接触れるときはまず手を洗うことを心がけましょう。

肌を保湿する

ゆらぎ肌の原因のひとつである乾燥を防ぐためには、肌の保湿を怠ってはいけません。
例えば、洗顔後は化粧水や乳液を使って肌にうるおいを与えましょう。このとき、保湿はもちろん肌のバリア機能を向上させる成分「セラミド」が含まれた化粧品を使用するのがおすすめです。
外出時の保湿にはバームタイプが最適。半固形なので持ち運びしやすく、気になる部分にサッと塗るだけで簡単にうるおいを与えられますよ。

紫外線対策をする

上記でもご紹介したように、春でも肌は紫外線によるダメージを受けます。そのため、日焼け止めを塗ったり日傘を差したりして紫外線から肌を守ることが大切です。
なお、日焼け止めの効果は汗や皮脂、ハンカチによる摩擦などで弱まるため、こまめに塗り直しましょう。

十分な睡眠をとる

ゆらぎ肌を防ぐためには肌のターンオーバーを正常に保つ必要があり、これには睡眠時間が大きく関係しています。睡眠不足が続くとターンオーバーのサイクルが乱れ、肌荒れを引き起こしやすくなってしまうことも‥‥。
肌のターンオーバーを活性化させるためにも夜更かしは避け、睡眠をしっかり取りましょう。

栄養バランスの整った食事をとる

肌荒れは外的要因だけでなく、内的要因によって引き起こされることもあります。
例えば食事がそのひとつで、糖質や脂質、塩分が多く含まれた食べ物は皮脂の過剰分泌を促すことから、肌荒れを引き起こしやすいといわれています。これらの食べすぎには注意し、普段から栄養バランスの整った食生活を心がけることが大切です。

押さえておこう!腸内環境と体の不調の関係


肌荒れや便秘などの体の不調は、腸内環境の乱れにより起きている可能性もあります。 まずは、そもそも腸がどうなっているのか、腸内環境のカギを握る「腸内細菌」の理想バランスについてご紹介します。

腸ってどうなってるの?

腸は大腸と小腸で成り立つ器官で、口から入った食べ物の水分や栄養素を吸収し便をつくる働きがあります。腸の中には約1000種類100兆個もの腸内細菌があるといわれており、これらは善玉菌と悪玉菌、日和見菌の3つに分類されます。

腸内細菌って?

腸内細菌はそれぞれが良好なバランスを保ちながら腸内に生息しており、理想の割合は「善玉菌:悪玉菌:日和見菌」=「2:1:7」とされています。*1
しかし、なんらかの原因によりバランスが崩れて善玉菌よりも悪玉菌の割合のほうが多くなると、老廃物などが増え、便秘や下痢、肌荒れを引き起こす可能性があります。
つまり体の不調を防ぐためには、悪玉菌よりも善玉菌が多い理想の割合をキープする必要があるのです。

*1:腸内フローラとは参照

すぐに実践できる!腸内環境を整える「腸活」を試してみよう

腸内環境は、運動と食事に少し気を配る「腸活」で良好に整えることができます。
とはいえ、忙しい毎日の中でジムできつい運動をしたり、時間をかけて自炊をしたりするのはなかなか続かないもの。そこでここでは、日々の生活の中で取り入れやすい、簡単なのに効果のある運動や食事についてご紹介します!

運動

運動して血行を促進することで、腸の活性化が期待できます。とはいえ、いきなり激しい運動をしなければならないということではありません。
エスカレーターやエレベーターを避け階段を利用してみたり、学校や仕事の行き帰りを徒歩にしてみたりするだけでOK。また、ヨガやストレッチなど、自宅で簡単に行えるのでおすすめです。

便秘解消に効くヨガの呼吸法

ヨガの基本的な呼吸法には副交感神経を整える効果があり、便秘解消に作用します。肋骨を広げないように行うので、肺に空気が入ると横隔膜が下がってお腹が膨らみ、腸がマッサージされます。
この呼吸法は、立った状態と座った状態、どちらでも行えるため、以下でそれぞれの方法をご紹介します。

立った状態で行う際はまず脚を腰幅ほど開き、背筋を伸ばして立ちます。腰幅に開いて立つと、土台が広くなって体制が安定しやすくなります。次に、息を大きく吐きながら背中を丸めるイメージで膝を軽く曲げます。手は伸ばしたまま胸の前でクロスしましょう。
息を吐き切ったら、ゆっくり息を吸いながら前屈みになっていた大勢を元に戻します。このとき、手は伸ばしたまま上に伸ばし、胸を大きく開くことが大切です。

座った状態で行う際は、まずあぐらで座り目を閉じます。次におへそを囲むように両手をお腹に置き、ゆっくり深呼吸します。このとき、吸う息でおへそを中心にお腹が広がり、吐く息で自然に戻ることを確認しましょう。

腸を刺激するヨガのポーズ


ヨガのねじりのポーズは腸を刺激するので、腸内環境を整えるのにぴったりです。
まず両脚を伸ばし、骨盤を立てて背筋を伸ばして座ります。次に右膝を立てて、左脚の外側に置きます。膝を体の方に引き寄せたら、左腕を右脚の外側にかけ、右手はお尻の後ろに置きます。
もう一度骨盤を立てて背筋を伸ばして体勢を整えたら、息を吸って、ゆっくりと吐きながら上体を右方向にねじります。最後に、体をねじった方に顔を向けてその先をまっすぐ見たら、5呼吸ほどキープしましょう。息を吸いながら体勢を戻したら、反対側も同じ要領でポーズを取ります。

ポイントは、胸をしっかり開くこと。閉じてしまわないよう、鎖骨を左右に広げるイメージをもちましょう。

食事

腸内環境を整える食事のカギとなるのは、酵素を含む食べ物です。これには例えば、納豆やチーズ、味噌などの発酵食品があげられます。
体内の酵素が不十分だと代謝が乱れ血行が悪くなる他、消化不良により下腹部の痛みや膨満感を引き起こす可能性があります。
発酵食品のほか、生野菜やフルーツを食事に取り入れたり酵素ドリンクを飲んだりなどでも酵素を取り入れることができますよ。

なお、酵素が美や健康にもたらす影響については「酵素とキレイの関係。無理せずキレイを目指すコツ。」「酵素が不足するとどうなるの?酵素を上手に取り入れて代謝をアップ!」の記事でもご紹介しています。ぜひご覧ください。

酵素の他にも、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を摂取することで、より効果的に腸内環境を整えることが可能です。ごぼうやにんじんなどの根菜、里芋やコンニャクなどのいも類を食事に取り入れましょう。

腸が喜ぶおすすめレシピ ~菜の花のお味噌汁~

【材料】
・菜の花
・にんじん
・豆腐
・だし汁
・味噌

【作り方】
1.菜の花とにんじんを食べやすい大きさにカットする
2.鍋にだし汁とにんじんを入れ、中火にかける
3.鍋が煮立ってきたら菜の花を加える
4.菜の花がやわらかくなったら味噌を入れる
5.最後に豆腐を加える

善玉菌を含む味噌と食物繊維が豊富なにんじんの組み合わせにより、腸にやさしいお味噌汁に仕上がります。ぜひお試しください!

手軽さを求めるならスムージーがおすすめ


「普段あまり料理をしない」「もっと手軽に腸活したい」という方には、スムージーがおすすめです。
甘酒や酒粕などの発酵食品を使用したものはもちろん、酵素に特化したものなど、さまざまな種類があるので自分に合ったものがきっと見つかります。またフルーツ風味の飲みやすいスムージーも多く、無理なく続けられるのも魅力のひとつです。

まとめ

春は、肌が荒れやすかったり体調を崩しやすかったりと何かと不安定な季節。だからこそ、いつも以上に肌のお手入れや生活習慣に気を配ることが大切です。
なかなか肌の調子が戻らずに悩んでいるなら、「腸」に目を向けてみては。ゆったりとした呼吸法とヨガのポーズ、カラダが喜ぶおいしい食事で、毎日がんばる自分への小さなご褒美として、心身ともにリラックスしましょう!心とカラダが整うと、ツルツルぷるぷるでハリのある肌が戻ってきやすくなりますよ♪
アーモンドは美容効果が高過ぎる!ダイエット効果も期待できる正しい取り入れ方
2020/04/03 10:00

美容やダイエットの強い味方として最近注目されている、ナッツ。中でも人気なのが、アーモンドです。アーモンドはさまざまな栄養素を含むため、健康効果も高いといわれています。
とは言え、ナッツ類はカロリーが高いイメージからなんとなく避けている方もいるのではないでしょうか。たしかにアーモンドは脂質も多く含むため、食べ方には少し気を使いたいところでもあります。
そこで大切なのは、アーモンドの正しい取り入れ方を知ることです。毎日の生活にどのように取り入れるとよいのか知れば、健康はもちろん、美肌やダイエットの強い味方になってくれます!

そこで今回は、アーモンドに含まれる栄養や取り入れ方についてご紹介します。手軽においしくキレイを叶えるために、ぜひチェックしてみてくださいね!

アーモンドに含まれる栄養や成分を知ろう

まずは、アーモンドにどのような成分が含まれているのかを知っておきましょう。
アーモンドに含まれる代表的な成分には、「ビタミンE」「食物繊維」「ミネラル」などがあります。
中でもアンチエイジング効果があるとされている「ビタミンE」は100gあたり約30g*も、おなかの調子を整える「食物繊維」は約11g*も含まれています。
こういった成分が体にどのような影響を与えているのかを知ると、アーモンドのスーパーパワーをより感じられます!

*日本食品標準成分表2015年版(七訂)より

ビタミンE(α-トコフェロール)

ビタミンEは、高い抗酸化作用があることで知られています。
アーモンドに含まれるビタミンEの量は、ビタミンEが豊富な食材として有名なゴマの約300倍。数ある食品の中でもトップクラスの含有量です。

ビタミンEには体の酸化の原因となる「活性酸素」が生成されることを抑える力があるとされているため、アンチエイジングにぴったり。体が酸化すると、シミやシワ、肌荒れが起きたり、老化が進んだりと、さまざまなトラブルが発生しやすくなるので、健康面ではもちろん、美容面でも積極的に取り入れたい食材です。
また、血液の流れをスムーズにする効果もあるとされているため、血行不良による冷え性や肩こりなどの改善も期待できます。

ミネラル

アーモンドには、鉄分やカリウム、カルシウムなどのミネラル類も豊富に含まれています。
ミネラル類が不足すると、健康面でも美容面でも体に大きな影響があります。以下のチェック項目の中で、心当たりのある症状はありませんか?

A)朝スッキリと起きられない
A)立ちくらみを感じやすい
A)顔色がなんとなくくすんで化粧ノリがよくない
B)朝起きると顔がむくんでいる
B)夕方になると足が重く感じたり靴がきつくなってしまったりする
C)骨密度が低いと言われたことがある

A)の項目は鉄分不足が、B)の項目はカリウム不足が、C)の項目はカルシウム不足が原因のひとつとなっています。
特定の項目だけ当てはまる方も少なくないですが、とは言え、ひとつの栄養素だけ重点的に補充するのではなく、あくまでバランスよく摂取することが大切。それぞれがお互いに影響しあってその効果を発揮しているからです。

アーモンドにはこういったミネラル類がバランスよく含まれています。このことからも、キレイで健やかな体作りに欠かせないスーパーフードと言えます。

食物繊維

食物繊維は、おなかの調子を整える大切な成分です。腸内の善玉菌を増やしてお通じを良くする整腸作用が高いことで知られていますよね。腸内環境を整えることは、ハリのあるツルッとした美肌作りにも欠かせません。
そのほかにも、血液中のコレステロールの濃度を低下させてくれる効果があるとされているため、急な血糖値の上昇を防ぐダイエット効果も期待できます。

18歳以上の女性が1日に摂取することを推奨されている食物繊維の量は、18g以上です。普段の食事の中でももちろん食物繊維を摂取できているとは言え、食事内容によっては18gに達していない方もいるでしょう。
アーモンドには、100gあたり11g*もの食物繊維が含まれているので、おやつにアーモンドを取り入れるだけで必要な量の食物繊維をしっかり摂取することができます。

脂質

アーモンドの約半分は、脂質が占めています。そのため1粒10キロカロリー*ほどある、比較的高カロリーな食材でもあります。
とは言っても、その脂質のほとんどはオレイン酸やリノール酸といった不飽和脂肪酸。これらは太りにくい脂肪酸で、中性脂肪や悪玉コレステロールなどを低下させる働きもあるとされていますので、食べ過ぎなければ特に気にする必要はありません。

アーモンドの取りすぎはよくない?

何事も、過ぎたるは及ばざるが如し。アーモンドも同じで、さまざまな栄養素を含む食材とは言えたくさん摂取すればいい、というものでもありません。
ここではアーモンドを摂取しすぎてしまうことによるデメリットをご紹介します。デメリットがあると言っても、過剰摂取をせず適量であれば女性のカラダにうれしい食材であることは間違いないので、安心してくださいね。

カロリー過多になってしまうことも

適切な量であれば美容やダイエットなどの効果が期待できるアーモンドでも、前述したように比較的高カロリーな食材ですので、食べすぎるとカロリー過多になってしまいます。1日に20~25粒を目安にしましょう。

おなかの調子を崩してしまう可能性もある

アーモンドは多くの食物繊維を含むため、体質によってはかえって便秘がひどくなってしまう方もいます。また脂質が多いことから胃腸に負担がかかって下痢になってしまう可能性もありますので、過剰摂取には注意してください。

おすすめのアーモンドの取り入れ方

たくさんの栄養素があるアーモンドですが、そのスーパーパワーを享受するためには毎日続けて、適切な量を取り入れることが大切です。
そこで、毎日の生活の中で手軽においしく取り入れるためのおすすめの方法をご紹介します。食べ過ぎにならないように注意しつつ、美容も満足感も手に入れましょう!

そのままおやつとして

素焼きのアーモンドは小さくて食べやすいサイズで、手が汚れることもないため、ちょっと小腹が空いた時のおやつにぴったり。アーモンドの適量は1日に20~25粒程度なので、それ以上食べてしまわないように注意してくださいね。かわいいお気に入りのピルケースに1日分を入れて持ち歩けば、食べ過ぎを防止できておすすめです!

食事にちょい足しして

アンチエイジング効果の高いビタミンEは、脂溶性ビタミンです。そのため、油と一緒に摂取するとより体内に吸収されやすくなります。
そこでサラダにアーモンドをちょい足ししてドレッシングやオリーブオイルなどをかけて食べるのがおすすめです。食べ応えがアップするので、サラダがメインの食事でも満足度があがります。
ほかにも、砕いたアーモンドを衣代わりにしたエビフライや、茹でた鶏胸肉を割いてアーモンドとあわせたものを味噌和えにするなどもおすすめ。おいしくておしゃれな、味にも見た目にも満足できるごはんになります!

簡単にできるマフィンやパウンドケーキなどを手作りしているなら、そこにアーモンドを混ぜてみるのもGOOD。アーモンドの香ばしさが加わって、おいしさも満足度もアップします!

アーモンドミルクで

毎日アーモンドを食べるのはちょっと飽きてしまう、1日に20粒も食べられない…という方には、飲み物で摂取するのもおすすめです。
第三のミルク、とも呼ばれるアーモンドミルクは、水に浸したアーモンドを砕いて濾(こ)した飲み物です。牛乳のように乳糖をふくまないので、乳糖不耐症で牛乳が飲めない方でも飲むことができます。
アーモンドミルクを自分で手作りするのはちょっと難しいですが、コンビニやスーパーなどでも販売されているので、一息つきたいときの飲み物にぴったり。ただし購入する際は成分表をしっかりみて、人工甘味料や白砂糖などが極力使用されていないものを選ぶようにしましょう。

アーモンドシェイクもおすすめ

アーモンドを飲み物で取り入れるなら、アーモンドパウダーを使ったシェイクもおすすめです。どのアーモンドシェイクを選べば良いか迷ったら、飲みやすさ・カロリー・栄養素の3つのポイントを意識してみてください。
まず飲みやすさについて。さまざまな種類のシェイクがありますが、その多くはアーモンドを砕いてパウダー状にしたものが使用されています。そのため、粉っぽさを感じて飲みにくく感じてしまうことも。カラダにいいと分かっていても飲みにくいとなかなか続けにくいですよね。
続いてカロリーについて。販売されているアーモンドシェイクの中には、味や香りを調整するために糖分や香料などを加えられているものもあります。食事の置き換えとして飲むとしても、高カロリーになりすぎていないかチェックしてみてくださいね。
最後に栄養素。できれば、アーモンドに含まれている栄養素はもちろん、プラスアルファでうれしい栄養素も摂取できるとうれしいですよね。今手にとっているアーモンドシェイクの成分表には、どのような成分が記載されているでしょうか。大切な自分のカラダに取り入れるものには何が入っているのか、ちょっと気を配ってみることも大切です!

まとめ

美容やダイエット、健康のためにはもちろん食事や運動に気を付けることが大切ですが、アーモンドはそういった日々の努力を後押ししてくれるスーパー食材です。
毎日アーモンドをそのまま食べるだけでは飽きてしまう、という方は、アーモンドが使われているドリンクも試してみては。例えばヨガやストレッチなどの運動もしっかりやっている方なら、運動後のプロテインとあわせてアーモンドドリンクを飲むと、おいしく手軽にカラダ作りを楽しめます。

忙しい毎日の中で効率よくキレイを叶えるために、ぜひアーモンドを取り入れてみてくださいね!

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